旅の思い出は、旅の最後の夜に酒の肴にするのが最高に楽しいということに気づいてしまいました。
「明日帰るんだよなぁ」という想いと「今日まで楽しかったよねぇ!」という想いが入り混じって、旅の思い出がものすごく濃くなり、楽しくなる感覚があります。
最終日くらいちょっと贅沢したいと思っていましたが、こじんまりとしたローカルなお店で旅をしめるのもとってもお勧めですよ。
一人旅でも、グループで旅をしていても、旅の思い出を肴にできる居酒屋を見つけられると、旅の思い出がもっと華やかになりそうです。
個人的には、大将がフランクでこじんまりとしたお店がいい。
「大将、ちくわある?」
「あるよー!」
これくらいカジュアルで近い距離で会話ができると理想的ですね。大将のキャラクターはもちろんなのですが、そういう方がいるお店の雰囲気がとってもいい感じなんです。
もっと言ってしまえば、お店にはスタッフ1名でもいいくらいです。スタッフが1名でもお客さんが来るってことは、お客さんもお店の事情を知っているので、焦ってる方がほとんどいないですよね。「まだこないのー?」とか言わないので、お店の雰囲気がとってもいいんです。
ここは好みになってしまいますが、こじんまりしているお店が私は好きです。もちろん、旅の食事を全部こじんまりさせる必要はありませんが、国内旅行であれば1度はチャレンジしてみるのもよいかと。
安心安定の居酒屋でわいわいするのも楽しいんですが、ローカルなお店にチャレンジする楽しさもありますよねぇ。可能であれば、地元の方がお勧めするようなお店に出会えると最高です。
宿泊施設等でお勧めを聞くと、比較的間違いのないお店を紹介してくれると思います。でも、もし最悪のケースとして「このお店、ちょっと違ったね!」も含めて旅を楽しめる方であれば「地元の方がよくいくお店」を聞いてみるとよいと思います。
「地元の方が良くいくお店」と「ものすごくいいお店」というのはイコールではありません。
「結局、こんな感じかーーー・・・」というケースもあると思いますが、逆にガイドブックに載っていないお店とも出会えるので、私は好きなんですよねぇ。
旅の思い出を肴にするときには「静かじゃないくらい」がちょうどいいですね。そして、ガッツリ食べるわけではなく、ガッツリ飲むわけでもなく、お酒とおかずをちびちび進めるのがお勧め。
特に、寒くなってきたら「おでん」なんかいいですよね!
おでんは、地域やお店によって味付けも変わるし、その地域特有の食材を使うことも多く楽しめる料理かと。また、おでんってガッツリ食べまくる料理でもないので、会話がしやすいと思います。
ちなみに、大根と牛すじは出汁のしみこみ具合で味が変わるので、注文できるときは毎回食べます!
もし「お店の名物」があったら是非注文してみてください。大将自ら考案した料理もあるでしょうし、地元ならではの料理ということもあります。
どちらにせよ、そこにはストーリーがあるので会話が弾むことも。この「塩たまご」の場合、もはやどうやって食べるべきかわからなかったので大将に確認。
これもコミュニケーションの1つになりますね。一人旅ならこれも思い出になりますし、きっと他のお客さんとも仲良くなれることでしょう。
とっても個人的な意見ですが、調理している姿が見えたらなお最高です。
メニューを見ても全く想像ができない料理は、注文してしまってもいいかも。
屋台イカちゃんは、常連さんばかり!
大分県別府市にある「屋台 イカちゃん」は、まさに地元の方に紹介してもらったお店。
この日はお酒と料理をお店で楽しんでいたんですが、テーブルの予約の電話は鳴るわ、おにぎりや総菜を買っていく方もたくさんいて、まさに地元ならではのお店ではないかと。
この日は、お店の料理はもちろんですが、地元の方との会話がものすごく楽しかったのを覚えています。
綺麗な風景、伝統的な建物、アクティビティ、どれも大切な思い出になりますが、やはり人との交流は格段に記憶に残りますね。
ぜひ、旅の思い出を肴に、旅をしめくくってみてください。