福岡・博多駅から電車やバスで45分前後で行くことができる太宰府エリア。
学問・文化芸術・厄除けの神である菅原道真を祭神として祀る太宰府天満宮が有名ですよね。やはり、年末年始の太宰府天満宮の混雑具合は半端じゃないですね…!
ただ、豊臣秀吉が九州統一の後ここに陣を張ったという日吉神社や、当時の別当が秀吉の怒りを買い寺領を没収されたという歴史がある観世音寺もあるんです。
お時間に余裕があれば、ぜひどうぞ。
博多駅から太宰府駅へ
博多駅から太宰府駅へは、博多バスターミナルからバス、または電車を乗り継いで行くことができます。
バスは乗っていれば着くので非常に便利なのですが、海外からの旅行客も多くものすごい列ができていました。
電車の場合には、乗っている時間はさほど長くはないのですが、乗り換え2回と待ち時間などでちょっと時間がかかります。(移動時間はバスと同じくらい)
ルートとしては、徒歩で1時間かからないくらい。筆者は徒歩が好きなので今回はぐるりと散歩してみましたが、自転車のレンタルなどもあるので必要に応じて活用してくださいね。
※自転車があれば、大宰府政庁跡などにもいけると思います。
小山の上にある日吉神社
引き寄せられるかのように見つけた日吉神社(ひよし神社)。行く予定がなかったのですが、観世音寺から鳥居が見えたので立ち寄ってみました。
日吉神社は、観世音寺の鎮守。比叡山の日吉(ひえ)大社を分霊したもので平安時代末には建てられていたと言われているそうです。また、豊臣秀吉が九州統一の後ここに陣を張ったと言われています。
市内で唯一のこる江戸期の拝殿を備えた本殿であり、貴重な建物なんです。
▼御祭神
- 大己貴神(大国主命)
- 大山咋神
秀吉の怒りをかった観世音寺
豊臣秀吉が日吉神社に陣を張った際に、観世音寺の当時の別当が世事に疎く秀吉の威光を知らず、乗り物から降りないで秀吉に対応した結果、秀吉の怒りを買い寺領の大半を没収されたため廃寺の危機にみまわれたと公式ページにて紹介されていました。
なんとも独特な過去を持つお寺ですよね…!
ちなみに日本書紀には「天智天皇が、母である斉明天皇の冥福を祈願し、発願されたのが観世音寺である」と伝えているそうです。
124年ぶりの大改修 太宰府天満宮
言わずと知れた太宰府天満宮!
令和5年5月より約3年をかけて、重要文化財である「御本殿」の大改修が行われています。なんと124年ぶりの改修ということで、ある意味貴重なタイミングに訪れたのかもしれません。
改修期間中は、御本殿前に「仮殿」が設けられています。
御祭神 菅原道真公は、学問の神様、文化芸術の神様、厄除けの神様などと広く崇敬されており、年末年始には受験生なども多く訪れるのではないでしょうか。
この日も、駅前から続く参道は人で溢れていましたね。
ちなみに、太宰府天満宮入り口にある「浮殿庭園」も綺麗なので一緒にどうぞ。
太宰府で歴史に触れる
博多観光と一緒に、ぜひ太宰府で歴史に触れてみてください!