「栗きんとんと言えばここでしょ!」とコメントをいただいたので、すやの栗きんとんを購入してみました。栗と砂糖のみで作られた栗きんとんは、シンプルで懐かしい味わいがとても印象的でした。
創業は元禄年間ということで、やはり和菓子には歴史がありますね。栗の収穫の兼ね合いで、9月から1月という期間限定商品なので、この栗きんとんをみえると「秋になるなぁ」と感じる方もいるらしいですよ!
ちなみに、栗きんとんといえばお正月によく並ぶものをイメージする方も多いですが、形はもちろんのこと味わいも全く違うんです。
酢屋から菓子屋へ
一人の武士が中津川の宿場町で酢屋を始めたのがスタートらしい。公式ページにも歴史ついて書かれていたが、なぜ菓子屋になったのかなどはなかったようなので色々聞きたいことだらけ。
和菓子は、その時代、その土地の歴史や特徴が反映されていることが多く、私はそういう背景にとっても興味があります。「美味しい和菓子」は山ほどありますが、そこに隠れる歴史を知ることでもっと美味しく感じるんですよねぇ。
ちなみに、今回購入するにあたり私の周りで聞いてみたところ「すやの栗きんとん」というのはほとんどの人が知っていました。
6個入りの一番小さいセットを購入してみました。自宅用はもちろんですが、手土産にもちょうどよいサイズなんじゃないかなと思います。
ちなみに、セットは最大50個入まで対応が可能になっていますので、お茶の席などに用意することも可能です。
栗の味わいをそのままに
初めに書いた通り、栗と砂糖のみで炊き上げ作っているすやの栗きんとん。すべてをすりつぶし滑らかにしているわけではなく、所々に栗のかけらが見えると思います。これがいい食感になるんです。
1個の大きさは一番長い部分で約45mm。1口サイズといえば1口サイズですが、それではもったいないですね。笑
私のおすすめの食べ方は「1個を2回に分けて食べる」という感じ。口の中に、栗の香りと味わいが広がるちょうどよい量かなぁと思います。
パサパサしているわけでもなく、芋羊羹のようにしっかりしているわけでもなく、口に入ると溶けていくような食感がいいですね。そして、栗の甘さが広がっていきます。
栗そのものの味を生かしているので、栗の味わいを消してしまわないように「薄めの緑茶」と相性が良いように感じました。
上品かつ自然の味わいを感じる1品だったと思います!