お洒落で雰囲気のある銀座の数寄屋通り。カウンターだけのお店も多く「軽く1杯のもう!」って時にはとっても楽しい通りだったりします。
この通りで、たまたま見つけたのが「暁タップス」というクラフトビールと和食のお店。世田谷区・経堂にブルワリーを構え「和食のように旨みを大事にしたい」というコンセプトで無濾過ビールを作っているんです。
のどごしや炭酸の爽快さのあるビールとは少し違い、まさに「味わいながら飲むビール」という感じでしょうか・・・!ここ最近飲んだクラフトビールの中で、一番お勧めしたいビールかもしれないなぁ。
この日は、他にお客さんがいなかったこともあり、色々とお話も聞けて楽しかったです。
※2020年1月追記:ビールと料理の写真を追加しています!
Special Thanks!! → AKATSUKI TAPS
お洒落で、落ち着きのある空間づくり
この通りには、洋風でお洒落なバーから居酒屋まで色々なお店があるんですが、暁タップスはその中でも独特の空気感を持っているお店だと思います。
まさに「和モダン」という言葉がぴったり。オーナーがデザイナーということで、空間づくりにはかなりこだわったとのこと。
お洒落なお店なんだけど落ち着きを感じるのはやはり「和」の雰囲気を感じるからなのかなぁ。とても居心地の良い空間だったと思います。
また、もともと東北の支援なども行っていたことから、東北の食材を使った料理を提供していたり、オブジェや内壁にも東北に縁があるものが多いんです。
奥の部屋の壁に使っている丸太は、東北の白樺林をイメージしているんだとか。
ビールへのこだわり
暁タップスのビールの最大の特徴は、この「濁り」。そこから生まれる「旨味」を楽しむクラフトビールなんだと思います。
飲み物としては、ワインに近いのかな。
「のどが渇いたから、とりあえずビール!」
という感じではなく、実際に飲んで味わった感想として「1口ずつ旨味と香りを楽しんでほしい」と思いましたね!
苦味や酸味や炭酸による強い喉越しではなく、私たちの身近な和の食材にも合わせやすいようにやさしい香りと複雑な旨みとゆったりとした喉越しであることを心がけています。(公式ページより)
ビールメニューがこちら。基本的には常設メニューなんですが、この日は「あかつきオーガニッククリア」が品切れということで、残りの5種類を「暁ビール5種 テイスターセット」で注文してみました。
癖が少なく一番スッキリと飲めるのは「暁 WHITE」。暁タップスのビールはもともと苦みや酸味、炭酸の強い刺激がないので、よりフルーティーさを感じる飲みやすいビールでした。
「暁 ALE」は、香り・苦みは抑えながらも、アロマホップを使い旨味とのバランスのとれたビール。
副原料に、岩手県宮古市の田老町のミネラル豊富な北限のわかめを使用した「暁 RED」。
麦茶かのように香ばしい「麦」を感じる「暁 BROWN」は、その味わいに驚くこと間違いないでしょう!
私の大好きな黒いビールでいうと、「暁 BLACK」は圧倒的な存在感でしたね。旨味・コクを楽しみたい方は是非どうぞ!
暁タップスのビールは「苦味や酸味や炭酸による強い喉越しを求めていない」という大前提があるので、苦みが特徴的なエール系のものでもオリジナリティあるビールに仕上がっていたのが本当にすごいなと思いました。
この日の気分では「暁 RED」が一番飲みやすく、味わいも楽しめたビールでした。味わい深く、それでいて飲みやすいという意味でとてもバランスが取れていたような気がします。
「暁 BLACK」もかなり美味しかったんですが、本当に濃ゆいので肉料理とかと合わせるとよさそう。チーズもいいなぁ。
圧倒的なパンチ力なんですが、暁タップスならではの味わいなので食事ともぜひ一緒に楽しんでみてください。
ここのビールは「和食との相性」という部分も注目ポイントの1つ。
お通しをはじめ、ビールとの相性が良いと聞くと朗里の注文のし甲斐が本当にありますよね。「どれと合うかなぁー!」とか考えながら、メニューみるの好きです。
次回お店に行くときには、もっと和食っぽい和食とも合わせてみようと思います!