カウンターでゆっくりと日本酒と和食を楽しんでみたいと思いませんか?
いつもの飲み会とは違い、そこにはゆったりとした時間が流れ、食材の味と日本酒の旨みを楽しめる空間に身をゆだねられる安心感。店長の料理の説明と、楽し気な笑い声。食事をする空間の大切さをものすごく実感できる場所。
薬研堀(やげんぼり)不動院の横にある割烹料理屋「摩多以(またい)」は、まさにこれを実現できるお店。
肩ひじ張らず楽しめる雰囲気と、こだわりの料理と日本酒を堪能できるのが魅力のお店なんです。
Contents|目次
和食と酒を楽しみたい方へ
私は、たくさんのお酒を飲むことはできませんが「お酒を楽しむ」ということが本当に大好き。その中で、日本酒は本当に種類も多く、どうやって自分の好きな日本酒に出会っていいかもわからないお酒なんですよね。
そうなると、頼るのはやはり料理屋となるわけなんです。酒は、単体ではなく料理と一緒に楽しむともっと美味しくなるんですよ。
摩多以では、全国から選りすぐった純米酒を店長が選んでくれるんです。
食べたい料理を決めて、それに合うお酒を選んでもらうのもよいですね!ほぼ毎日市場に出向いているという店長が選んできた魚は、必ず食べておいた方がよいでしょう。
ここまでお酒と料理を楽しめるお店に出会ったのは、本当に久しぶりだなぁ。
美味しいのでたくさんの人に知ってほしいと思いつつも、混みあってほしくない・・・という2つの想いがある状態で、ブログを書こうと思います。笑
摩多以を楽しもう。
店長の話を聞きながら食べたり飲んだりできるカウンター席が絶対的にお勧め(テーブル席もあります)。席数は多くはないので、行く日程が決まっているようでしたら事前に予約、または電話をしておくのがよいと思います!
ちなみにコース料理もあるので、もし予算が決まっている場合には相談してみてください。
さて、この日のメニューがこちら。
お刺身については水揚げ状況によって種類が変わるんですが、この日は「九絵・戻り鰹・魳(かます)」の3種類。食べられない魚がないのであれば、人数に合わせて盛り合わせてもらうのがお勧めですね。
また、前回来た時には肉料理もあったので、希望の食材がある場合には事前に確認しておくとよいでしょう。かなり柔軟に対応してくれると思います・・・!
とりあえず、1杯目のお酒とつまみを注文することに。
生ビールもいいですが、たまにはキンキンに冷えた瓶ビールも。最近、会社のメンバーとかいろんな人と飲みに行くことが増えたんですが「ビールを注ぐ」というコミュニケーションってなんかあるんですよね。
「偉い人に注ぐ」ってわけではなくてね。
敬意を表するのに年齢は関係ないのです。
ビール、日本酒、焼酎など、思っていた以上にお酒の種類があるので、お酒が得意じゃなくても楽しめる果物酒もありましたよ。
うすにごりのゆず酒を炭酸で割れば、爽やかでさっぱりとしたお酒の完成です。
お通しで出していただいたのが「酒粕とマスカルポーネ」「銀杏」です。
酒粕の独特な味わいとチーズの相性がよく合うんですよ。中にはナッツとレーズンが入っていて、クラッカーにのせて食べるのも最高でしたが、日本酒のあてにちびちび食べるのもおすすめですね。
銀杏は、その場で塩で炒ってくれたのでホクホクでこれまた最高。
和食料理屋に行ったら必ず注文する「梅水晶」は、甘みのある梅としっかりと歯ごたえを感じる軟骨のバランスがとっても良かったです。他のお店だったらもっと軟骨が小さかったり、歯ごたえがなかったりするんですが、摩多以の梅水晶は違いました・・・!
さて、このあとお刺身もあるということで選んでもらった日本酒がこちら。
奈良県千代酒造の「無濾過生酒 純米吟醸 篠峯」。無濾過ということもありパンチがある日本酒ですが、スッと飲めるのが特徴ですね。
日本酒の用意がかなりあるので、1合ずつ注文して色々な日本酒を楽しむのがお勧めの飲み方です。飲み比べセットもあるので、気になる方は試してみてください!
料理とお酒を楽しんでいる前では、次の料理の準備が着々と進んでいます。こういった姿を見れるのもカウンター席の良いところです!
3種類のお刺身の盛り合わせで一番驚いたのが、鰹ですね。
鰹自体は好きなんですが、赤身感(鉄分っぽい感じ?)をものすごく感じる鰹ってあるじゃないですか。あれ、実は苦手なんですよ。今回の鰹については、赤身感が適度にあり鰹の美味しい部分をちゃんと味わえたような気がしています。
九絵は白身魚にもかかわらず、本当に味わい深い魚ですね。かますは、ちょっと炙って香ばしい香りと味わいをまとい日本酒に最高に合う刺身でした。
チェイサーには、日本酒を作る際に使っているという軟水をくれます。とても柔らかいので、体への吸収も早くお酒を中和してくれるんだとか。
お酒の場には、やはり油を使った料理も外せませんよね。白身魚の天ぷらは、塩でいただくことでより日本酒との相性が良くなると思います。
しいたけ、エリンギの天ぷらも味わいがギュッと閉じ込められていて美味しかったです。
もし、日本酒のあてを注文したかったら「すじこの粕漬」と「炙り明太子」は絶対に外せない料理。
粕漬にすることでうまみ成分が凝縮するというか。かなり濃いめの味わいになるので、日本酒と一緒にちびちびやるのに最高ですよ。
炙り明太子は、いうまでもなく酒との相性抜群です!表面の焦げたところが絶妙な香ばしさでたまりませんね。
飲みやすい日本酒があれば「それに似たやつ!」とお願いすればOK。「もうちょっと辛いやつ!」と言えば、注文した料理と相性の良い辛口を用意してくれるでしょう。
この日は、美味しい和食だけではなく、日本酒の楽しさを改めて実感できた日にもなりましたよ。
さて、しめの料理には「宮内舎の無農薬玄米麺(薬研堀七味)」を注文してみました。
シンプルな味わいですが、麺の存在感もありますしとっても美味しかったです。天ぷらを添えてくれるところがまた良いんですよねぇ。
ごちそうさまでした。
めとめ
美味しいご飯と日本酒に出会いたい方には絶対的にお勧めのお店です。ディナーの価格帯は1名6,000~7,000程度ですが、お酒と料理をしっかりと楽しみたい場合には、1万円くらいの予算を見ておくのが良いと思います。
料理1つ1つのクオリティは高く「もっと他の料理も食べたい!」と思うばかりです!
次行った時には、どんな料理とお酒があるか楽しみです。
▼予約や詳細はこちらをどうぞ!