酒粕をじっくり熟成・発酵させ、その旨みをギュッと凝縮させて作り出される櫛田酒造の「出づ味」。
櫛田酒造は明治32年創業の酒造メーカーで、昭和30年代に酒造業を協業組合へ移管。
その後「酒粕を使ったみりんを作ってみてはどうだろう?」と、酒造技術を使い製造を始めたのが ”出づ味” なんだとか。
最大の特徴は、やはり酒粕を使っている部分。
みりんと聞くと活用法もみりん以上でも以下でもなくなってしまうのですが、「これ1本で味が決まる!」をキャッチコピーに純米醗酵調味料として打ち出しています!
業務用としては蕎麦屋のつゆをはじめ、かまぼこ製造工場で味付けに使われていたり、旅館などでは煮物に使用されているとのこと。
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This review is sponsored by いわき地区商工会広域連携協議会
こちらが現在販売している「出づ味」。
1L(350円)、500mL(500円)、1.8L(650円)の3サイズで展開中です。
私が知っているスーパーマーケットなどで売っている一般的なみりんはもっと黄金色に近い色だったので「これ、みりんなんだ!」というのが第一印象です。
2022年2月現在、オンライン販売などは一切行っておらず、地元の方や近郊エリアを対象に販売を行っているそうで、エリア外ではほとんど見ることがない商品になります。
特にイベントなどに出展した際には、魅力を直接伝えることができるので商品も動いたと思います。
やはり、納得して購入できるとファンになりやすいですよね!そもそも、業務用として動いていた商品な訳ですし、便利な1本のはずなんです。
「出づ味」で使用する酒粕は、全国新酒鑑評会で11年連続金賞受賞(2007年~2018年)の酒蔵の酒粕を主原料とし、この酒粕をトロトロになるまでじっくり熟成・発酵させ、その旨みをギュッと凝縮させて作り出します。
一応、みりんカテゴリにはなるようですが「本みりん」「醸造みりん」とは違うものなので、もはやみりんではないと思った方が良いんでしょうかね。笑
ちなみに、原材料は下記の通りです。
米・米麹・酒粕・醸造アルコール・ぶどう糖果糖液糖、食塩
※合成着色料、保存料、化学調味料は一切使用していません。
さて、出づ味そのものの味わいはというと「このまま煮詰めたら、みたらし団子のタレになりそう!」という感想でした。※個人の感想です
アルコールが入っているので、甘さの中にすっきりとした印象と、酒粕の旨味などが合わさっているということかな。
今回は、出づ味を使った厚焼き卵を食べてみましたが、確かに出づ味のさし加減だけで美味しい味付けができそう!
出づ味自体の味が思っていた以上にしっかりしているので、確かに「これ1本で味が決まる」というのは納得感がありますね。
また、公式では「かぼちゃの煮物」などとも相性が良いとのこと。
ちなみに、購入された方の中には、出づ味を煮沸して洋菓子に使用する方もいらっしゃるそうです!
購入方法は、基本的には電話注文となります。福島県いわき市内であれば、直接配達が可能とのこと。
関東エリアは、宅配便で送ってくれるそうです!ただ、注意点は 1Lボトル×6本が3,300円(税込・配送料込み)となっていること。
6Lはちょっと多い・・・!が、決して高くない値段なので、どこかで味見できると良いなぁ。もしくは、出づ味を使った料理を出しているお店とかあったら面白そう。
「出づ味、ちょっと気になる!」という方は、ぜひ直接電話してみてくださいね。